鹿島槍北壁主稜敗退
2002年4月12日(金)〜14日(日)
秋田(彷徨倶楽部@滋賀労山) 小倉(記録)
大津にあるCLの秋田宅で合流しました。大谷原の林道終点にはl0台ほどの自動車がすでに停めてありました。秋田さんは、10年ほど前に主稜をアタックしたことがあり、取り付きで敗退したそうです。私の知っているアプローチは東尾根に向かう林道を少し行くと、右に林道の支線が合流してくる、その林道を行くと取水施設に出る。秋田さんは、さきほどのアプローチとは正反対に歩き出すではないか、正しいアプローチはと、説明するが、10年前はこの道を通ったと言って歩き出してしまった。まあ、行けるのならいいかと、後をついて行きました。確かに、大川沢の左岸に古い巡視路がありました。そして、対岸には先ほどの林道が見えていました。秋田さんに言うと、l0年前は林道はなかったと・・・・私が浦島太郎やねと言うと、笑っていました。
そして、第1の難所、渡渉地点につきました。川幅10mほど、中流部の流れは結構早く、太ももぐらいまで浸かりそう、パンツ一枚になり、カッパをじかに履いて渡りました。雪解け水は冷たい。天狗尾根は朝のうちは雪もしまっていて歩きやすかったが、日が当たり気温が上がってくると、雪が不安定になり、歩きにくかったです。
第一クロアール、第二クロアールと急雪壁をノーザイルで登りましたが、所々シュルンドが開いていました。
第一クロアールあたりまでは天気もよく、東尾根の一ノ沢の頭の登山者も見えるぐらい視界もありましたが、寒気の流入で天気は下り坂です。
雪がばらついてきて、天狗の鼻につく頃には、ホワイトアウト、吹雪状態でした。天狗の鼻でツエルトを被り、ビバークに入りました。
食事のために雪を溶かして、水を作るのも面倒になったので、持ち上げたお茶を暖めて、行動食で済ましました。夜は、準冬シェラフ、シェラフカバー、テントシューズ、エアーマットと完璧で、快適でした。
一晩中、風でツエルトが、ばたついていました。朝になると、ツエルトの内側は吐く息で真っ白でした。
一晩で、10cmの降雪がありました。この条件では雪崩の危険大で、残念ですが下山することになりました。
第二クロアールはバックステップで、第一クロアールは25mの懸垂2回で、下降しました。この頃には、天候も回復してきました。そして最大の難所、l0mの渡渉は前日と同じスタイルで渡りました。
川床の石にコケが付いているので、よく滑ります。足を滑らせて、こけそうになりました。昼には、大谷原につきました。前日から、行動食だけで済ましていたので腹ペコ、ラーメン作って食べたら落ち着きました。
大町温泉で汗を流して、帰阪しました。
4/12晴 秋田宅 21:30発
4/13晴/雪 大谷原 2:10/5:30− 渡渉7:00/30
― 天狗の鼻14:00泊
4/14曇/晴 天狗の鼻6:30― 渡渉11:00/30― 大谷原
12:20― 大町温泉 ― あやめ池21:00
(小倉)
